静ラ研Vol6:自由な時間を生み出すタスク管理 エア参加。

10月20日、静ラ研Vol6が開催されました。

題して「自由な時間を生み出すタスク管理」。

今回、私は事情があって参加できなかったのですが、せっかく楽しく・ためになる会だったようなので、皆さんのブログやまとめを参考に、自分なりに後付けで参加したつもりになってみようと思います。
参考にさせていただいたのは、以下のサイトです。

自分なりに情報を再構成したので、当日の内容とは異なっている可能性大ですが、そこは自分なりの消化の仕方ということで、ご了承ください。

はまさん講演

今回の講演は、はまさんと明石さんのダブル講演でした。
まずは、静ラ研のスタッフでもあるはまさんの講演。

第四回講演の時にもタスク管理について語って頂きましたが、今回はより上位の総論的な切り口で、タスク管理とは何ぞや、というところから始まっています。
はまさんの定義では、タスク管理=情報の整理術

はまさんは3つの段階を踏んで行っていったそうです。

  • レベル1は、予定をカレンダーに記入する段階。
  • レベル2は、 進捗の記録を管理して続きから再開できる段階。
  • レベル3は次に何をやるかも管理、状態、やる日、場所、すぐにスタート、すぐに再開できる段階。

LV3で正気の沙汰じゃないといわれたそうですが…、確かに一気にやろうとすると、私の実績からも無理がありますけど、こうして実際にやっているはまさんの姿というのは、一つの道しるべになると思います。

タスク管理を行うにあたっては、必然的に情報を整理(=ツールに預ける)することになりますが、これをしっかり行うことで、3つのメリットがもたらされるということです。

  1. より多くのことができるようになる

    整理することで、探すことに集中力を消費しない。
    「作業の切替に伴う時間の浪費が減る」。

    実際に「やること」だけでなく、その関連情報までシステマティックにツールに預けるということは大事ですね。
    私が一番端的に感じるのは、TaskChuteのセルからの資料リンク。私は、例えば報告をする際に、調べた資料がどこかに行ったと机の上やパソコンのフォルダを探しまくることがよくあります。ですが、一例としてTaskChuteのセルから資料そのものにリンクを張ることで、すぐ目的の資料を探すことができるようになります。これで、時間だけでなく集中力やモチベーションの消費を大きく防ぐことができます。
    また、作業記録もツールに預けることができれば、作業を中断しても再開がスムーズにできます。タスク管理というと、ToDoリスト的なものが頭に浮かびますが、資料を含めた総合的なツールが必要ですね。
    いや、なかなかできませんが。

  2. 集中力を得られる

    タスクの全体を仕組みにあずけることで、作業そのものに集中できる。
    「目の前のことに集中できるようにな」る。

    どこまでツールに預けるか、という範囲や深さは個人の自由ではありますが、集中力が得られるようになるレベル、というのは目安になりますね。

    まだ私も、そのレベルでツールに預けることができていないので、一つの作業をやっている際に「あの仕事大丈夫かなあ」と不安になってつまみ食いしてしまうことがよくあります。実は結局のところこういう仕事のやり方は非効率なんですよね。
    複数の仕事を同時並行して進めていく必要がある場合には特に重要です。

  3. 人に優しくなれる

    余裕ができる。
    これは、はまさんが繰り返し訴求しているポイントです。

    余裕ができることで、人にも自分にも優しくなれる。タスク管理を使って仕事に追われる人生から人生の主導権を取り戻すことができるということです。これは、目標でもあります。
    こういうツールを使ってのタスク管理はいろいろ楽しいポイントがありますが、それにおぼれないようにするためには、こういった目標をしっかり見据えておくことが必要なのだろうと思います。

明石さん講演

そして続いて明石さん講演です。

ポイントは「タスク管理はツールにやらせる」ということ。

先ほどのはまさんの講演と言い方は異なりますが、同じポイントをついていますね。自分は個々の仕事に集中して、その仕事の取り回しはツールでやる、ということ。
明石さんの場合は、OmniFocus、はまさんの場合は、TaskChuteというように、ツールは何でもいいんですね。逆に言えば、どのツールが自分の要件に合うかは、自分しか分からないということです。厳しいですけどね。

ちなみに、明石さんの講演には、まなびラプソディのエム・スギヤマさんが登場したらしいです。どんな形での登場だったのか非常に気になります。

また、「マニャーナの法則」という本が紹介されていたようです。これ、私が以前に読んで、どさくさで売ってしまった本ですね。当時はあまりピンとくるところはなかったような記憶があるけど、今見ると違うところがあるかもしれないですね。
気になります。

はまさん、明石さんの講演は、別のところでお聞きしたことがありますが、プレゼンスタイルやタスク管理の手法も違っているので、今回連続しての講演は比較対照としておもしろい講演だったのではないでしょうか。残念ながら文字面でしか感じとれないので、体感はできませんが…。

ワーク

ワークは2つ。

  • 自由時間を把握するための「時間割ワーク」
  • プロジェクト(やりたいこと)をタスク(具体的な作業)に落としこむ「分解ワーク」。

時間割というと、学校でしか使わないものという印象がありますが、大人もぜひ使いたいものですね。自由時間の把握もできますし、自由時間に作業を入れこみ習慣化するためのツールにもなります。ええ、私はつかえてませんけどもね。

そういえば、去年の「2011年スピードハック総集編」のセミナーでも、同じようなワークがありましたね。

分解ワークの方も重要です。分解することもさることながら、会場でも指摘のあったという、具体性を持たせながらというところは大きなポイントです。
ついつい私もやってしまいますが、アクションとして「考える」「決める」とか、よくあるのは「見直す」という作業として思い浮かばない抽象的な言葉をタスクに使わないようにする、というのは、意外にコツのいる技だと思います。

ライトニングトーク

LTは3人が登壇しました。

Kazuedaさん

チームで仕事を進める際のポイントについて。

進捗確認を頻繁にやることが重要とのこと。確かに、ついつい手を抜きがちで、痛いメを見がちなところです。

A.T.Yさん

Toodledoで部屋をきれいにする話。

佐々木正悟さんがどこかの本に書かれていた本棚の整理に似た内容なのでしょうか。
Toodledoを使う際のポイントを挙げていらっしゃいますが、最初から欲張らない、ToDoが残っても気にしないという緩さは私も大事だと思います。

かん吉さん

ランニングで成果を挙げたトレーニング法について。

「筋力トレーニングする」を挙げられていたということです。私もいつかはランニングしてみたいと思っているのですが、膝の調子が万全ではないので、準備として膝周りの筋トレをやっておいた方がいいのかなと思いました。

そして懇親会

前二回は共に居酒屋「ブタチカ」でしたが、今回の懇親会は、オシャレなベルエキップ カフェ・ベジタブルでした。また、リピーターが80%でかつ少し少なめな参加者ということで、前回とはかなり違った雰囲気だったようですね。

きっと大いに濃い話で盛り上がったのだろうなあ!うらやましい!

そして次回

主催者であるかん吉さんのブログでは、次回はからはリピーターの方にライトニングトークのお誘いがあるとのこと。
やってみると意外に何とかなりますし、むしろクセになりかねないものですが、やってみるまでの心理的なハードルが高いし、ネタがないとかの言い訳もつけてしまいやすいと思うので、主催者側からのオファーは凄く良いアイディアですね。

告知によると、次回のVol7は来年1〜2月に開催とのこと。実はその頃私は静岡にはいないかもしれないのですが、楽しみに告知を待ちたいと思います。

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