やりたいことって何だろう?

やりたい事は何だろう?

「やりたい事って何だろう」そう考えることはありますか?

自分の事だから自分が一番よく知っている。そういう台詞はよく聞きます。でも、少なくとも自分は、そう言い切れるほど自信家ではありません。右手が右手をつかめないように、自分が自分自身を捕まえるということは、それほど容易なことではないように思えます。

例えば、「やりたいこと」というのは、自分ができるとしっていたり、できそうだという感覚の範囲に収まってしまうことが
よくあります。やりたいことをできそうなことの中から選んでしまうのです。

もちろん、本当は自分の知らない自分ができることもあるはずなのですが、この場合、その可能性は閉ざされてしまいます。

私は、学校を卒業して、うまく就職できた会社に今も勤めています。でも、家庭を持ち、子供が生まれたり、世のいわゆるブロガーの方々がいろいろな夢を実現している様子を見て、自分が自分自身の可能性を閉ざしていたのではないかという思いが強くなり、「自分がやりたい事ってなんだろう?」とあらためて疑問を持つことが多くなりました。

おとなの進路教室

そこでふと思い出して聞き出したのが「おとなの進路教室」というポッドキャストでした。
もうすでに3年前に最終回を迎えたポッドキャストですが、今でもiTunesストアで購読できると思いますが。私は「5号館のつぶやき」というブログで紹介されていたのをきっかけに聞くようになりました。

このエントリで紹介されている「Lesson12 やりたいことを見つける方法」を聞いてみて、心をつかまれたのです。

山田ズーニーさんの天職

そのPodcastは、山田ズーニーさんという方のPodcastでした。ほぼ日サイトでも連載をお持ちで有名な方なのでしょうが、その頃の私には知らない方で、柔らかい声と朴訥とも言える話ぶりが特徴だと思いました。

山田さんは、編集者としての仕事に自分の天職を見出していたのですが、その天職に心血を注ぐために、フリーとなったところ、編集という仕事の性質上、ほとんど仕事がなくなってしまったといいます。でも、今までやってきた仕事を評価してくれる人がいて、編集とではなく、文章を書く、ライターをやって欲しいという誘いを受けます。その当時、山田さんはまだ編集に対する思いが捨てきれず、ライターとしての仕事が不本意ではあったけれども、仕事として引き受け、誠心誠意文章を書いて行くことで、世の中の反応に支えられつつ、本の執筆に取り組んでいる時に、気づいたそうです。

「人の持っている力を活かすこと、それが私のやりたかったことではないか?」と。

人に引き出される「やりたいこと」

自分のことは自分が一番良く知っている、それは確かでしょう。
でも、山田さんが編集を転職としてひたすらやっていたのであれば、この「人を活かす」という認識に至ったかどうかはわかりません。他人がその人やその人のアウトプットを見て思うことは、決して自分自身の認識に包含されてしまうものではありません。

自分がやりたいと思うこと、できると思っていること、それを前提にして、それとは別にひたすら自分を発信(Podcastでは、「ひらく」といっていました)することで、他人から引き出されるものがあり、それが得られることではじめて、山田さんのように、自分の天職をさらに高みにもっていくことができるのではないでしょうか。

そして自分

私も、自分のやれそうな仕事だけでなく、新しくて不安の多い仕事に手をあげようとしています。出不精だった私が、リアル&ネットを通して、外にでていくことを心がけるようになりました。
このブログもその一つです。

「やりたい事って何だろう?」

まだまだその答えは見えていませんけれども。

みなさんも、自分の好き嫌いを超えて、ひらいてみませんか?

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