子供の攻撃性と、環境の話

子育て

子供の攻撃性の問題は環境が一つの解になるかも

「いじめたくなる環境」?

タイトルに惹かれて読んでみたこのエントリ。とても示唆的なことが書かれていました。

いじめたくなる環境 – スズコ、考える。

つまりは、狭い公園で遊んでいると子供の集団は誰かしらを虐める対象として祭り上げてしまうが、広い場所で探検しはじめると虐めは止み協力体制が自然にできあがる、ということです。

エントリ中では、2006年になりますが、さかなクンのエントリも紹介されていました。ここでは、メジナという魚が狭い水槽の中で虐める・虐められる環境を次々とつくっていく姿が示されています。

朝日新聞デジタル:いじめられている君へ – 教育

ここでは、広い水槽で協力体制に…というところまでは触れていませんが、虐めるというのは、特定の環境に置かれた生物の本来の姿なのかもしれません。

もしかしたら、過去の暗い歴史にもそういった本能とでも言うべきものが影響しているのかもしれません。

我が家の子供の話として

そういう重くて大きい話は別として、一つ思ったのは、最近暴虐度が増している我が家の暴れん坊園児についてもそれが言えるのかもしれない、ということです。

テレビを見ていたり、お勉強をしたり、スマホをいじったりするのは、確かに好きなのだけど、環境として「家」という小さな枠に閉じ込められていると、例え好きなことをやっていたとしても、虐める対象を探す本能が生まれてくる、なんてことはないのでしょうか。

虐める対象というのは、何でもいいのでしょう。身近なお母さんでも、ぬいぐるみでも、生き物の形をしていない単なるモノでも。そんないろいろなものに対してたたいたり、破ったり、壊したりする傾向があるのですが、それは、一部は純粋な興味もあるとはいえ、確かにこういった本能によるものがありそうです。

とはいえ、一日中大自然の中での探検はもちろん、外で過ごすだけでも、到底無理な話です。私も、奥さんも都合がありますから。

ただ、こういった本能的な攻撃性をそらして良い方向に持って行くための方策として「広い(未知の)環境に連れ出す」というものが効果があるかもしれない、ということはこれからは意識的に利用して行きたい、と考えました。

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