からすのパンやさんという童話を知っていますか?
「からすのパンやさん」かこさとし作の有名な童話で、長いこと語り継がれているものです。
からすのパン屋さんが焼く、いろんなものにかたどったパンが描かれているのですが、そのバリエーションが半端なく多用なのです。よくある動物パンだけでなく、ノコギリとか、ポックリとか、妙なものがあって、飽きさせません。
そのパンを実際に焼こうというのが、この本です。
私自身は、カンパーニュみたいな大きくて丸い形の方が、皮(クラスト)もぱりっとして中身(クラム)もふんわりorもっちり焼けて最高だと思っているので、あまり成形パンは作ってきませんでした。もちろん、大前提として、そんなセンスがない、という厳しい現実もありますが。
でも。こういう動植物をかたどったパンは、子供が大好きなんですよね。
うちの子の場合でも、店頭のカメさんパンが欲しくて欲しくてしょうがなくなって、根負けして買ってあげたりしたこともあります。
ぶたパン、作ってみました
というわけで、娘の関心を買うべく、作ってみました。
題材は、子供が好きなもの、かつ、わかりやすいもの、ということで「ぶたパン」です。できあがりは、こんな感じになりました…
鼻さえそれっぽくなっていれば、ぶたさんだと認識してもらえるだろうという甘い考えをベースにしてしまったもので、手足の爪は作らなかったり、眼は適当に練りごまで作ってみたり、尻尾は全然ちょんぼりちょろりじゃなかったりする、割とさんざんな出来です。
でも、もくろみ通り娘は「ぶーぶー」「ぶーぶー」と半ば興奮気味にぶたパンを食べてくれました。さすがに、少し量が多すぎたらしく、一匹全ては食べられませんでしたが。
生地を捏ねるのはホームベーカリーの生地コースでやってもらうことができますし、今回のぶたパンのように特徴がわかりやすいものならある程度成形の手が抜けて気楽ですね。
何より今回の娘の興奮ぶりを見ると、もう少しいろいろと作ってみてもいいかな?という気になりました。
子供が小さくて、ホームベーカリーを持っているのであれば、いつもの山食に加えて、こういう成形パンを一度試してみるのも楽しいですよ。
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